ヴィンコヴチには、私の大のお気に入りの場所があります。
町の中心からほど近くに、素晴らしい森があるのです。
アドリア海もそうでしたが、ここも、毎日、刻々と表情が変わります。


霧がかかった朝は、こんな感じです。

夜には、色んな動物−鹿やイノシシ、うさぎなどが集まってきます！




今回も、この素晴らしい森の中にある宿泊施設に滞在し、沢山のバンビちゃんたちに再会することができました。



さて、ヴィンコヴチに到着した翌日は、ヴコヴァルでのコンサートでした。
午前中には、今年6月30日にオープンしたばかりのヴチェドル文化博物館（http://vucedol.hr/hr/）に、連れて行ってもらいました。
このヴチェドル文化というのは、紀元前2200〜3000年頃の文化らしいのですが、展示されている陶器や衣類などは、高度に洗練されたものばかりで、その素晴らしい技術、文化には、目を見張るばかりでした。


左の写真は、『ヴチェドルの鳩』と呼ばれる、ヴチェドル文化を代表する陶器です。紀元前2800-2500年頃（！）の作品とされ、クロアチアの先史時代の最も有名な陶器の一つです。

このヴコヴァルやヴィンコヴチなどの位置するスラヴォニア地方には、ローマ時代の遺跡がたくさん残っていて、現在、まだ発掘プロセス中の場所が多く、考古学的にとても重要な地域のようです。
今回のクロアチアツアーでは、そういう調査・発掘中の場所に、あちこち合わせると、全部で５ヶ所くらい案内されました。
写真は、博物館付近の遺跡です。






周りには、ぶどう畑が広がっていました


これも、博物館付近の景色−美しきドナウ河です。本物の白鳥が何羽も戯れていました。↓


ヴコヴァルでのコンサートについて書くつもりで書き始めましたが、長くなってしまったので、コンサートについては、また次回〜