「万霊節」が近づくと、クロアチアでは、菊の市場が出ます。
この菊の花の並べ方、売り方が新鮮でした。
万霊節はすべての死者が解放されて戻ってくるということだそうで、日本のお盆の感覚に近く、死者を暖かく迎え、もてなし、手厚くお送りするという一連の行事が行なわれます。
教会ではミサが行われ、お墓は、菊の花とロウソクで飾られます。
このロウソクが大きくてとても綺麗なロウソクで、停電の時に、すごく欲しかった・・・（もちろん、買いませんでしたヨ）。
ペヤチェヴィッチの「花の一生」という曲集の最後の曲「菊」を弾くと、「クロアチアにも菊の花ってあるの？」ってよく訊かれますが、毎年、この時期になると、クロアチアは、菊の花でいっぱいになります。
宗教は違っても、同じように、菊の花をお供えするというのは面白いですね。