9月の三重県での演奏会後、何人もから聞かれたこと。
「演奏前は、やっぱり、しっかり食べるんでしょうね?」
「演奏前には、たんぱく質ものを食べたりするんですか?」

確かに、演奏家の中には、演奏前には必ずバナナ(のみ)を食べるとか、
それも、30分前に食べるという風に、細かく時間まで決まっていたり、
そうかと思うと、
演奏前にはやっぱりステーキ、などという人もいたり、
いろんな人がいるようです。
私の場合、
演奏前とか、集中したいときは、あまり食べないことが多いです。
食べると眠くなってしまうので

9月の演奏会は、14時開場でしたが、
調律が終わるのが11時。
よって、リハーサルできる時間は、11時〜14時の3時間というわけですが、
当日のプログラムを休まず全部通すだけで、2時間近くかかります。
さらに、気になる箇所などあれば、食べる時間がない!というのが現状で、
それプラス、14時前後は、ただでさえ、私の一番眠くなる時間。
そういうわけで、朝は食べましたが、それ以降、何も食べませんでした。

ピアノというのは生き物のようで、
馴染むのに、ある程度の時間が必要です。
ピアノによっても、ホールによっても、
そのときの私の状態によっても、必要な時間は異なり、全てが微妙に絡んでいて、
毎回のコンサートで、まず、リハーサル時に、ピアノと空間と自分が馴染むよう努力します。
すっとピアノが自分の要求に応えてくれることもあれば、
どうにもしっくりこない関係のまま、本番を迎えることもありますが、
たいていは、弾き込んでいくうちに、ピアノはどんどんオープンになっていき(?)、
見事に応えてくれるようになります。
その応え方は、一人一人の人が違うように、
ピアノの個性や年齢、置かれた環境、私の態度などによって、
様々です。
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